2013/08/31

黄金町芸術学校まちづくりコース「まちづくりは森羅万象」—講義レポート①—


こんにちは!
黄金町芸術学校のインターンの平野です。


9/4(水)より、黄金町芸術学校の専門講座のまちづくりコース「まちづくりは森羅万象」の後期授業が始まります!
まちづくりコースのコーディネーターは、クリエイティブディレクターの仲原正治さん。
「まちづくり」という観点のもと、毎回異なるテーマで様々なゲストを講師にお招きしています。

後期の授業が始まる前に、本コースの前期の様子をレポートします。

今日は第1回目のレポートです。

記念すべき第1回目の講師は...
みかんぐみの曽我部昌史さんをお迎えしました!


曽我部さんの話のテーマは大きく2つに分けられて、

1.日本の人口の推移を読み解いて、人口の変化によって生じる空間に着目し考えること。
2.曽我部さんがこれまでに携わってきたプロジェクトを紹介する。

という構成でした。

まずは1つめの人口の推移について。

縄文時代から現代までの人口推移をみると、人口が減っている時期と増加している時期が交互に数回ずつあることがわかり、曽我部さんは人口が減っている時期にあったであろう空間に着目されていました。
 その際に3つのキーワード、「1 新しい空間、2 自分で作る、3 新しい見立ての方法」を用いて、日本の人口はこの先減少していくだろうという予想のもと、今後の日本の生活スタイルのあり方について考える、という内容でした。
人口推移に着目し、新しい生活スタイルを考えていくということの面白さを感じました。


次に2つめのお話。
これまでに曽我部さんが携わってきたプロジェクトについての紹介をしていただきました。


例えば、瀬戸内国際芸術祭のときの伊吹島で行なった「伊吹しまづくりラボ」の提案から実行までのお話や、「もくもくもく」などを紹介していただきました。
プロジェクトを行なう現地の人たちと一緒にプロジェクトを進めていくことはいろいろ勉強にもなるしなにより面白いんだ!ということを感じました。

そして、

「ものを作る方法ではなく、ものの活かし方を考える。これには実践をするのが一番良い」

という言葉が印象的でした。

受講生は、様々な職業の方が参加されていて、"まちづくり"に関心を持っている人はたくさんいるのだなぁと感じました。

そして講義の後は、懇親会も行なわれます!

まちづくりのことに限らず、講師や受講生同士との交流もできますよ。


次回は第2回目の講義レポートをお送りします。